医院やクリニックの開業の際には、必要な機器がいくつもあります。しかし、それら全てを新品で導入するのはなかなか難しいのが現状です。
そもそも、医療機関でよく耳にする「検査機器」とは、どのようなものを指すのでしょうか。知っているようで詳しくは知らない医療における「検査機器」の詳細について、今回はご紹介していきます。
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医療における検査機器の定義と分類について
医療機器は、薬機法第2条第4項において、以下のように定義されています。
※この法律で「医療機器」とは、人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であって、政令で定めるものをいう。
参考:
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
また、医療機器の分類については、以下のように定義されています。
一般医療機器(クラスⅠ)…ネプライザ・X線フィルム・血液ガス分析装置など
管理医療機器(クラスⅡ)…X線撮影装置、輸液ポンプ用輸液セット、カテーテルなど
高度管理医療機器(クラスⅢ・クラスⅣ)…人工透析器、人工骨、人工心肺装置、ペースメーカー、人工血管など
検査機器の種類と内容について
一言に「検査機器」といっても、多種多様な種類があります。ここでは、医療における検査機器の「種類」と「内容」について詳しくご紹介いたします。
MRI(クラスⅡ)
「Magnetic Resonance Imaging」の略で、強い磁石とラジオに使われているような電波を用いて、体内の一部を画像にする検査装置です。具体的には、体内の水素を磁力と電波の力で揺さぶり、水素原子の状態を画像へ変換します。
また、撮影方法が非常に多いのもMRIの特徴です。水分を強調する、脂肪を見えなくする、小さな出血を見つけるなど多種多様です。これは、目的に応じて撮影法を組み合わせて検査が行われます。
変換された画像は非常に高精細で、細部まで確認できます。色の濃淡が他の検査機器と比べて強いのも、MRIならではの大きなメリットです。
MRIを使用することで様々な病気の発見に繋がります。特に、脳や脊髄、四肢の病気には有効です。
他にも有効なのは、脳の腫瘍や腎臓、子宮、卵巣の異常、内耳、咽頭の異常、眼球や眼球内部の腫瘍発見に役立ちます。
CT(クラスⅡ)
「Computed Tomography」の略で、体の周囲からX線を当てて、体の吸収率の違いをコンピューターで処理することで体の断面を画像にする装置です。機械を回転させながら多くの写真を撮影することにより、希望の部分をより鮮明に出力できます。最新のCTは、0.5mmにまで薄くした体の断面を1回で撮影できるほどの技術力を持っています。ただし、血管などは見えづらくなるため、造影剤を使用して見えやすくします。
CTはMRIと比較して短時間かつ広範囲の確認をすることが可能であるため、脳出血や脳梗塞、がんの検査に多く使われます。
骨塩定量装置(クラスⅡ)
骨を構成しているカルシウムやミネラル類の量を測定する装置で、骨粗しょう症や骨疾患の診断に役立ちます。カルシウムやミネラル類の数値は「骨密度」として数値化し、骨の密度が減少しているのを早期に発見し、骨粗しょう症の予防や適切な治療を行う手助けになります。
超音波装置(画像診断装置・クラスⅡ)
人が聴き取ることのできない高い周波数の音を「超音波」と呼び、その音波を臓器に当てて検査をすることを「超音波検査(エコー検査)と呼びます。その高い超音波を出す装置が「超音波装置」です。超音波を臓器に当て、跳ね返ってきた音を電気信号に変えて画像に表示します。超音波は「何に当たって跳ね返っているか」によって受け取る信号が大きく変わるため、内部の様子をしっかりと鮮明に見ることができます。
臓器の他にも、血管にも有効なため、心臓や血管の動きを見るためにも多用されます。
内視鏡装置(クラスⅡ)
内腔(ないくう・管や袋状の器官の内側)に、先端にビデオカメラが装着されている柔らかい管(ファイバースコープ等)を挿入し、内部を検査します。
このファイバースコープを含めた検査機器が、内視鏡装置です。口から気管、食道、胃、十二指腸、肛門から大腸を検査する検査です。
内視鏡装置は、検査する場所によって、ファイバースコープの太さが変わってきます。近年の内視鏡装置は観察だけではなく、粘膜の一部をつまみ取る「生検」の機能も持っているため、消化器全般に多く使われる傾向があります。
血球計数装置(クラスⅡ)
微量な血液で血液中の有形成分(赤血球、白血球、血小板)を定量することができる装置です。
抗生物質を使用するかの判断を行うときや、重症感染症を疑うとき、腹膜炎や虫垂炎を疑うとき、高度の貧血のとき、など迅速に対応する必要がある時に活用されるため、クリニックでも多く導入されています。
全自動血圧計(クラスⅡ)
全自動血圧計は医療機関には欠かせない検査機器です。病院、クリニックの他にも薬局、スポーツ施設、公共機関、健診、企業健康管理など幅広い場所で利用されています。
プリント機能付きや架台がセットになっているものもありますので、設置する場所にあわせて選びましょう。
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