「運動機能の回復」としてまずあげられる療法としてが理学療法があります。理学療法は日常の生活動作(ADL)の改善を図りながら、最終的には生活の質の向上(QOL)を目指していくのが目的です。
理学療法には治療体操やマッサージ、温熱療法などが含まれますが、その中に「電気治療」という項目があります。これは、理学療法機器を使って電気刺激を筋肉に与えることで、運動機能の向上や日常生活の動作改善など、高齢者やスポーツ分野においてのアスリート、障害を持つ方などに限らず、健康な方々にも活用されているものです。
この理学療法機器を積極的に開発・販売しているのが、今回ご紹介する株式会社テクノリンクです。このコラムでは、株式会社テクノリンクの概要から事業内容、テクノリンク製理学療法機器の特徴まで、詳しくご紹介いたします。
株式会社テクノリンクの会社概要
商号
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株式会社テクノリンク(Technolink co.,ltd.)
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設立
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昭和62年(1987年)
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資本金
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229百万円
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役員
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代表取締役社長:小林 辰之
代表取締役社長:神田 仁
常務取締役 :鶴巻 勇
常務取締役 :神田 彩
取締役 :白倉 輝雄
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本社
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〒956-0804
新潟県新潟市秋葉区荻島2-30-15
TEL:0250(21)6251 FAX:0250(24)2151
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営業品目
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理学療法機器、医療応用機器の開発・設計・製造・販売、電子応用機器の開発・設計・製造・販売
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「理学療法」に強い!株式会社テクノリンクの事業内容を解説
株式会社テクノリンクでは、理学療法で使われる機器(理学療法機器)を主に開発・販売しています。特に、低周波治療器は、テクノリンク独自の技術を搭載するなど、非常に力を入れています。
理学療法は「病気やけが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法」と定義されています。
参考:日本理学療法士協会
理学療法とは
理学療法機器はこの理学療法に用いられ、患者様の痛みや症状を緩和する目的で使用されるものですので、今後も需要は大きく伸びていくことが予想されます。
また、品質管理の優れた医療機器のニーズは世界的に高まっています。テクノリンクでは、医療機器における品質保証の国際規格である「ISO13485」の認証を取得し、品質や安全において非常に厳格な基準に合格した製品を提供しています。顧客からの信頼性を常に高めている企業といえるでしょう。
テクノリンクが誇る「電気刺激装置」が凄い!詳しく解説
テクノリンクでは、理学療法の中でも「電気刺激装置」に強いこだわりと信念を持っています。あらゆる患者様に対応できる周波数や波形、電圧、電流の研究だけではなく、電気を通す際のあの独特のピリピリした「不快感」「痛み」をできるだけ除去し、多くの患者様に使用できるよう配慮されているのです。
ここからは、テクノリンクが誇る電気刺激装置の詳細について、特徴を交えながら詳しくご紹介いたします。
独自の特殊電気刺激で刺激する「ランダムアクセス波」
4種類の周波数をランダムに切り替えながら、低周波の出力に瞬間的な電圧を加えて叩くような刺激を与える「ハンマー」の出現間隔もランダムにある低周波です。
皮膚で消費される電気エネルギーが減少するため、患者様の不快感が減少するのが大きな特徴です。
また、絶えず波形・周波数・電圧・電流を変化させることにより、治療する部位には十分な刺激、さらには治療する患部に鎮痛効果を与えることが可能です。
ネオV³波
ネオV³(ネオブイキューブ)波とは、「Valuable Vertical Voltage waveform」で、従来の波形に高電圧のパルスによる電気を追加し、最大で380Vp-pの出力を可能にしたものです。
低周波パルスの上に高周波パルスを重ねることで相乗効果を発生させ、筋肉の深部にまで効果的な電気刺激を行います。さらに、瞬間的な高電圧パルスを加えることにより、電気による不快感や痛みを抑えつつ、表層筋と深層筋を効果的に収縮させます。
エムキューブ波
世界に認められているテクノリンクの特許取得波形です。皮膚に優しく、患者様の体に受け入れやすい高周波の電流を変化させながら体の深部へと送りこみ、体内で多種多様な低周波を作り出します。この電気の波は独特かつ優れた深部への浸透性を持つため、脂肪や筋肉の厚さに関係なく作用します。
深層筋肉の運動を可能にすることで、効果的なシェイプアップや、凝り固まった筋肉のリラクゼーションが期待できます。
さらに、エムキューブ波はその優れた浸透性で、通常の運動で鍛えることが難しいインナーマッスルへのアプローチが可能です。電気特有のチクチクした痛みも伴わず、しっかりと筋肉に刺激を与えます。
しかし、基本的に筋肉は刺激に慣れてきてしまいます。時間の経過と共に、筋肉への運動量や活動性も低下するといわれていますが、エムキューブ波は絶えず周波数が変化するため、電気筋肉への慣れを防ぎます。常に効果的な高周波を与え続けることで、筋肉をその時々においてしっかり刺激し続けます。
PDM波
電気刺激が苦手な方や、皮膚の弱い方に対し、よりソフトな体感でしっかりとした効果が出るように調整された周波数です。人体に対する刺激がよりソフトな正弦波(サインカーブ)にすることで、刺激を最小限に抑えながら幅広い治療や施術効果が期待できます。また、体の中の等価静電容量に対する充電電流が小刻みに供給されることで充電量も緩やかに上昇し、体感的にもよりソフトな刺激感となります。
理学療法機器のパイオニア、テクノリンクは理学療法の心強い味方となります!
株式会社テクノリンクは、1987年の会社設立以来、徹底した研究開発体制のもとで、独自の技術と開発ノウハウを確立してきた、いわば「理学療法機器のパイオニア」です。
拠点は本社である新潟県を起点として東京や大阪、広島、福岡など全国に展開しています。理学療法を行っている方々には心強い味方となるでしょう。
また、テクノリンク製の理学療法機器は「患者様への負担が少ない」機器が多いのも特徴となっています。痛みに敏感な方や独特な電気刺激が苦手な方には、テクノリンク製の刺激の少ない理学療法機器は高評価です。
今後も新たな機器が続々と発表されることが予想できますので、随時チェックしておくことをお勧めいたします。
ボンドジャパンではテクノリンク製の中古EMS治療器もお取り扱いしております。製品をお探しの方は是非ご確認ください。
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