「耳鼻咽喉科」と聞くと、喘息や蓄膿症などの治療が思い浮かびますが、耳・喉・鼻のことであれば基本的にどのような症状でも受け付けています。まさに「耳鼻咽喉のプロフェッショナル」と呼べるジャンルです。
そこで使われている医療機器は、一般内科や形成外科とは少し違った特殊な医療機器が導入されています。その医療機器を開発・販売しているのが、第一医科株式会社です。
一体どのような事業内容や製品を販売しているのでしょうか。今回は第一医科株式会社の事業内容や製品について詳しくご紹介いたします。
第一医科株式会社の概要
商号 |
第一医科株式会社 DAIICHI MEDICAL CO., LTD. |
所在地 |
本社: 〒113-0033 東京都文京区本郷2-27-16 TEL(03)3814-0111 FAX(03)3814-0135 大阪営業所: 〒534-0027 大阪市都島区中野町4-8-10 TEL(06)6351-0111 FAX(06)6351-0106 名古屋営業所: 〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-2-47 TEL(052)856-0191 FAX(052)856-0192 技術センター: 〒113-0033 東京都文京区本郷2-39-11 TEL(03)6686-0191 FAX(03)3814-9193 |
設立 |
昭和30年2月 |
代表者 |
代表取締役 林 正晃 |
従業員数 |
69名 |
事業内容 |
医療機器の製造販売及び輸出入業務 1.頭頚部科(主に耳鼻咽喉科・脳神経科・形成外科)領域における診療・診断・検査機器の製造販売 2.平衡機能検査機器のハード及びソフトの開発並びに製作 3.世界各国と医療機器の輸出入業務 |
所属団体 |
日本医療機器学会 正会員 日本医療機器工業会 正会員 日本医療機器協会 正会員 日本医療機器販売業協会 賛助会員 国際耳鼻咽喉科学振興会 評議員 日本めまい平衡医学会 会員 東京商工会議所 会員 本郷法人会 会員 |
主要取引先 |
全国の病院、耳鼻咽喉科クリニック、研究機関、医療機器ディーラー |
耳鼻咽喉科と「向き合う」第一医科株式会社の事業内容は?
第一医科株式会社は、半世紀以上にわたり耳鼻咽頭医療に向きあい、技術とノウハウを蓄積してきた歴史ある企業です。特に、以下の3つに関しては非常に重きを置いて企業活動を行っています。
1.和
社員同士の和、お客様と第一医科株式会社の和、仕入れ先関連企業の和、医療環境の和
2.規律
品質管理の規律、医療に携わる者としての法規制に関する規律、自己管理としての規律
3.禮節(礼節)
社員同士の礼節、お客様に対する礼節、仕入先関連企業に対する礼節、医療従事者への礼節
また「医療機器産業において製品・サービスの規制に対応し、リスクを低減するためのマネジメントシステム規格」
ISO13485を取得し、機器の品質管理や在庫管理、現在の医療機器産業における課題でもある医療機器の安定供給について、迅速な対応ができるよう目指しています。
さらに特徴的な点として、社員に「患者として」耳鼻咽喉科への受診を勧めています。常に顧客目線での研究、開発、販売に役立てるためです。耳鼻咽頭科医療機関の新設時には総合的なサポートを行い、自社の製品だけではなく、耳鼻咽喉科で使用されている機器全般の情報や直近の医療情報の傾向など、専門家ならではの知識を現場で生かせるようにしています。
これらを身近で感じ、また直接相談できるよう、第一医科株式会社では耳鼻咽喉科のクリニックを想定したショールームを開設しています。
詳しくはこちらのページをご参照下さい。
第一医科株式会社
耳鼻科・耳鼻咽喉科に強い!第一医科株式会社の製品について解説
耳鼻科・耳鼻咽喉科で使われる医療機器はどれも特殊なものです。また、使用する医療従事者が取り扱いやすいよう設計されている必要があり、蓄積された技術やノウハウが求められます。
第一医科株式会社は、この「蓄積された技術」「ノウハウ」をしっかりと持っているため、多くの耳鼻咽喉科専用医療機器を開発し、評価されています。ここからは、第一医科株式会社が開発・販売している耳鼻咽喉科専用の医療機器についてご紹介いたします。
耳鼻咽頭科ユニット…「使いやすさ」と「感染リスクの軽減」の両立が可能
耳鼻咽喉科では「ユニット」と呼ばれる大きな箱形の機械が多くあります。このユニットには、耳鼻咽喉科で使われる医療設備が内蔵され、吸引・スプレー・器具置き場・耳鏡(じきょう)など多数の機能があります。
第一医科株式会社で開発されているユニットは、診療をサポートするための機能と、あらゆるシーンにおいての使いやすさ、さらには近年の新型コロナウィルスに対応した「感染リスクの低減」を重視して設計されています。医師にわかりやすい液晶タッチパネルスイッチや吸引・スプレーの圧力表示 、クリーニングやメンテナンスもできるだけ手間がかからないように設計されています。
ネブライザー…最新の医療システムで患者様をケア
喘息治療などに使われる薬液を霧化して気管支や肺に送りこむための医療機器をネブライザーと呼びます。喘息の他にも気管支炎や肺炎の治療、炎症を起こして蓄膿になった副鼻腔の炎症を和らげるなどの目的で使われる医療機器です。
もちろん、第一医科株式会社でもネブライザーを開発しています。理想的な霧と使いやすさを併せ持つ大型樹脂ボトルや、診察時間をわかりやすく計測する砂時計のアニメーション、メンテナンスも簡易かつ清潔にできるよう設計されています。医療空間に馴染むカラーと優しい色合いのデザインも人気です。
デジタル眼振計…近年増える「謎のめまい」に対応可能
近年「謎のめまい」が増えていることをご存じでしょうか。多くのめまいは、長時間頭を動かさず同じ姿勢でいることによって起こる「良性発作性頭位めまい症」です。発症しているほとんどの方がデスクワーク従事者であるというデータもあり、今後も増えていくことが予想されています。
この「良性発作性頭位めまい症」の検査で必要なのが、眼球の動きを測る「眼振検査」です。眼振検査で使われる「眼振計」も、第一医科株式会社が開発しています。ワイヤレス化により複雑な接続を行わなくても検査が可能になり、さらに最大緩徐相速度や眼振数を解析して簡単にレポートの作成もできます。デジタル化にも対応しており、電子カルテとの連携も容易です。
第一医科株式会社は「誠実に向き合い、最新のテクノロジーを提供する」会社です
コロナ禍で耳鼻咽喉科は一時的に患者様の減少が見られましたが、感染者数が減少するにつれ回復傾向にあります。このまま減少が続きゼロコロナに近い状態になれば、多くの患者様が耳鼻咽喉科を受診する可能性があることを、経済産業省が予測しています。
参考:経済産業省 コロナ禍の影響を大きく受けた医療業;回復の動きにも差あり
第一医科株式会社は、「耳鼻咽喉科と誠実に向き合い、最新のテクノロジーを提供する」企業です。顧客にしっかりと向き合い、最新鋭の医療機器を安定して供給する、さらには長年蓄積されてきた技術やノウハウ、知識を活用していくことにより、さらに使いやすい耳鼻咽喉科用医療機器が開発されていくでしょう。今後における医療機器開発・販売の動きに注目していきたいですね。
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