内視鏡の世界でオリンパスに次いで第2位のシェアを誇っているのが富士フィルムです。最先端技術を取り入れながら、検査を行う患者様にできる限り負担がかからないような工夫がされており、その技術と実力から多くの医療機関で富士フィルム製内視鏡が評価され、検査に使われています。
そこで、今回はさらに富士フィルム製内視鏡を「深掘り」し、どのような種類や特徴があるのかを詳しくご紹介していきます。末尾には弊社がお勧めしている高額買取についても記載していますので、ぜひ最後までご一読下さい。
フィルム・カメラだけじゃない!「富士フィルム」はどんな会社?
富士フィルムと聞くとカメラやフィルム、プリンター等が浮かぶかもしれませんが、近年では多角的な経営が行われています。
富士フィルムは、正式名称を「富士フィルムホールディングス」と呼び、主に3つの分野に事業が分けられています。
・ヘルスケア&マテリアルソリューション
・ドキュメントソリューション
・イメージングソリューション
今回ご紹介する内視鏡はこの中の「ヘルスケア&マテリアルソリューション」に所属し、売り上げの半分近くを占める事業です。
近年は内視鏡に力を入れる他にも、X線画像診断や超音波診断等の各種診断機器、またそれらの機器で撮影した診断画像を一元管理する医療ITシステムも開発しています。
特に富士フィルムの内視鏡は医療従事者が使いやすい上、患者様の負担が少なくなるよう設計されており、人気の高い機種が出揃っているのも大きな特徴です。
富士フィルム内視鏡にはどんな種類がある?
富士フィルムは様々な種類の内視鏡を開発・販売しています。一体どのようなものがあるのでしょうか。
この項目では、富士フィルム製内視鏡の種類について、わかりやすくご紹介いたします。
経鼻用スコープ
鼻から挿入する「経鼻挿入」に適したスコープです。内視鏡の中でも非常に細い経口でありながら、通常の経口スコープと互角の広角かつ高画質な画像を提供しています。
十二指腸用スコープ
胆管や胆のう、膵管等に発生する治療において有効なスコープです。口から入れたスコープが十二指腸まで到達すると、処置具の挿入を補助する「ガイドワイヤー」が働き、スムーズに処置を行えるようサポートします。また、スコープ先端に弾発性(挿入部を曲げた際に、元の位置に戻ろうとする力)の高い素材を採用し、医師がスコープの操作が容易になるよう工夫されています。
ダブルバルーンスコープ
小腸や大腸から挿入するスコープです。2つのバルーンを交互に膨らませながらスコープを動かすため、腸管を傷つけずにすみます。また、バルーンを膨らませたままゆっくりスコープを引っ張ると腸管をたぐり寄せて短くすることができ、検査時間の短縮が可能です。
気管支用スコープ
胸の奥にある肺につながる気管や気管支の中を検査する内視鏡です。非常に細いのが特徴ですが、富士フィルム製内視鏡の強みである高画質と高い操作性はそのままに、医師が使いやすいよう最大限の工夫がなされています。
最先端技術が人気!富士フィルム製内視鏡の特徴を解説
富士フィルムの内視鏡には、多くの「最先端技術」が組み込まれています。特に高画質には強いこだわりがあり、病変をいち早く発見できるよう多くの技術が取り入れられています。
ここからは、富士フィルムの内視鏡の特徴について詳しくご紹介していきます。
2種類のレーザー光を応用して、より「見やすい」画像へ
富士フィルムは、レントゲン装置で培ったレーザー技術を応用し「より見やすい」画像の開発を進めてきました。2012年にはその開発努力が実り、他社に先駆けて内視鏡の光源にレーザー光を採用しています。
通常の観察には白色のレーザー光が使われますが、それに「青色レーザー(BLI用レーザー)」を加えることにより、肉眼では見えにくい変化や状況がしっかりと見えるようになっています。
細かな変化や異変は病気の早期発見へとつながるため、非常に有効な技術といえるでしょう。
高出力の光源でさらに鮮明に!独自の「観察モード」が高評価
人間の身体の内部は全体的に「赤」の色が強く出ています。これは身体にくまなく走っている毛細血管や粘膜の影響で、この赤が病変を見つけることが難しくなっている要因の1つとなっています。
富士フィルム製内視鏡は、この赤をなるべく抑える技術を採用することで、肉眼では見えにくい表面の状況や病巣が見えやすくなるよう工夫されています。
AI技術を用いた画像診断システム「CAD EYE」にも注目
「CAD EYE」とは、富士フィルムが開発した内視鏡診断支援機能の名称です。AIを活用して、内視鏡検査における病変の検出と鑑別をサポートします。
サポート内容は、主に2つに分けられます。ポリープ等の可能性がある領域を検出した場合に、検知音と表示を出す「検出支援モード」と、腫瘍性または非腫瘍性の推定結果にもとづき、緑色もしくは黄色に画面が点灯する「鑑別支援モード」です。どちらも病変を見つけ出す大きなサポートとして活躍してくれます。
わずか5.9mm!辛くない「経鼻内視鏡」も人気
富士フィルムの経鼻内視鏡は、小指の先よりも細い5.9mm。鼻から入れることで舌根を刺激しないようにするため、あの「おえっ」という嘔吐感が少なくなります。
さらに新設計のレンズと解像度を大幅に高めたスーパーCCDの採用により、通常の経口内視鏡と同じ視野角と高精細な画像を実現しました。
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